コミック@バンチ第6回電子版読めます

 

漫画版『「子供を殺してください」という親たち』は、コミックバンチwebにて、電子版(無料)の第6回が掲載されています。

 

第4~6話については、17日に神奈川県小田原市で起きた殺人未遂事件を髣髴とさせる、というご意見もありました。騒音など近隣トラブルの末、60代の女性が近隣住民を車で轢いた事件です。

 

http://www.news24.jp/articles/2017/08/21/07370324.html

神奈川県小田原市で騒音を注意しようとした男性に車を衝突させるなどして殺害しようとしたとして、65歳の女が逮捕された。女はサバのみそ煮を近所の家に投げつけるなど、以前からトラブルを起こしていたという。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、小田原市の無職・小松徳子容疑者。今月17日午後6時半頃、小松容疑者の家の騒音に気付いた近所の住民が注意しようと、車に乗っている小松容疑者に近づいたところ車が急発進し、右足をひかれた。車は、そのまま走り去ったという。

騒ぎを聞いた別の男性が小松容疑者を待っていたところ、午後11時過ぎに車で帰ってきたという。男性は「止まれ」と合図をしたが、小松容疑者は車を発進させ男性に衝突。ボンネットに男性を乗せたまま、車を前後に動かしたという。男性は腕などにケガをした。小松容疑者は、この男性を殺害しようとした疑いで逮捕された。

以前から小松容疑者と近所の住民の間にはトラブルがあった。今年6月頃から、小松容疑者の家につり下げられた複数の風鈴の音やテレビの音がうるさいと、騒音に関する苦情が近所から相次いでいたという。

トラブルは、それだけではなかった。近所の家の玄関先にはサバのみそ煮が投げ込まれていたほか、別の家の敷地内には、ペットボトルが投げ込まれていた。

車で衝突された男性は「車に油をかけられ、壁や網戸、サッシに油性マーカーで落書きをされた」などと話している。

こうした嫌がらせには「小松容疑者の30代の娘も関わっていた」と住民は話す。近所の住民が設置した先月23日の防犯カメラの映像には、午前1時49分に、向かいの家に何かをかけるようなしぐさを見せる不審な人物の姿が映っている。

住民らは「小松容疑者や娘が油をまいたり、卵を投げ込んだりした」と警察に通報。そのたびに警察が小松容疑者の家を訪ねたが、ドアを開けなかったという。

嫌がらせをエスカレートさせていったという小松容疑者は、今回の殺人未遂容疑について、「車で接触した認識はあるが、殺意をもって運転したというのは間違いです」と容疑を否認している。

(引用:日テレNEWS24)

 

精神保健福祉法第22条には、一般申請という規定があります。著書やブログでは何度も触れてきたことですが、条文はあるがほとんど執行されておらず、形骸化しています。

 

(診察及び保護の申請)

第二十二条  精神障害者又はその疑いのある者を知つた者は、誰でも、その者について指定医の診察及び必要な保護を都道府県知事に申請することができる。

2  前項の申請をするには、次の事項を記載した申請書を最寄りの保健所長を経て都道府県知事に提出しなければならない。

一  申請者の住所、氏名及び生年月日

二  本人の現在場所、居住地、氏名、性別及び生年月日

三  症状の概要

四  現に本人の保護の任に当たつている者があるときはその者の住所及び氏名

 

小田原の事件でも、映像を見る限り、近隣住民は以前から加害者の迷惑行為を動画や写真に収めています。事件化する前に、行政による介入の余地があったのではないかと思いますが、「本人の意思を尊重する」というスローガンが、積極的な介入を不可能にしているのです

 

被害者と加害者が生まれ、司法に振られることでしか解決策がない。お互いが不幸極まりない結果となっています。「精神障害者又はその疑いのある者」に対する積極的な介入の仕組みをつくらない限り、当事者VS近隣住民の構図は生まれ続け、こういった事件は今後ますます増えていきます。

 

コミックバンチwebへの応援コメント、いつもありがとうございます。

あいかわらず社会派コメントだらけです。

それにしても「大学の自治」とは、盲点を突いていますね。

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