押川の「人間臭い」生き様

 

10年くらい前、信頼する精神科医のT先生が話してくれたこと。

『最近は、「子どものために自分の人生を犠牲にしたくない」ということを平気で言う親がいる。「人生とは出会い」であり、人生という容れ物のなかには出会いしか入っていない。よって、子どもとの出会いは人生にとっては一大事である』。

 

『しかし、その人生の現実を無視して、無意識のうちに自分が「快」だと思う方向に、自分にとって都合のいい屁理屈を述べ立てるような知的能力だ ...