コントラバーシャルな押川が斬る!

 

読売新聞が連日、「孤絶 家族内事件」として、精神疾患をもつ子供を親が殺してしまった事件について取りあげているが、俺の『「子供を殺してください」という親たち』を読んだ読者、TBS水トク!「THE説得」を観た視聴者であれば、「今さらかっ!」という感じであろう。

 

二年前にあの本を刊行した時点で俺は、このままこの問題が放置されつづければ、家族内事件は続発し、地域住民が犠牲となる大事件も起きるだろうと予測し、本にも書いた。が、大手メディ ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

カミングアウトします!

実は弊社は、事務所レベルではありませんでした。本当は『研究所』レベル!を目指し、長らくやってきたのです。弊社では今日まで、家族の問題にとどまらず、精神科医療や精神保健福祉行政の実態、精神科医療における司法分野(司法精神医学、矯正医学、医事法学など)に関することまで、情報収集、分析、考察を行ってきました。

 

弊社が知りえた実態や、そこから導かれた具体的解決策を、文庫を通じて一般の方々に少しでも分 ...

その他

 

少し前の話になるが、NHKのクロ現に出ちゃった俺の友人、拓治が、

メキシコにある自分の会社の幹部を引き連れて、日本に一時帰国していた。

 

ひさしぶりに会って、酒を酌み交わした!

 

場末の牙城とも言うべき「内装だけ」き・れ・いな安いスナックで、

飲んで歌って踊って(笑)、語り合った!

 

拓治は、10数年以上も前に自動車関連の会社をアメリ ...

本と漫画

『「子供を殺してください」という親たち』の漫画が掲載されている、

コミックバンチwebだが、電子版はまだ第1話しか掲載されていないのに、

異質なほどの盛り上がりだな!

 

原作者としてくまなく目を通しているが、漫画は飾り気のないコメントが多いな。

Amazonや読書メーターなど本に関するレビューは、敷居が高いのか、練って書かれているのを感じる。

しかし漫画となると、コメントも飾り気がないというか、条件反射とい ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

相模原の事件も淡路の5人殺害事件も、一部のメンタルヘルスの専門家が「被告は精神鑑定により刑事責任能力ありと判断されたのだから、もともと精神科医療の範疇ではなかった」「措置入院自体が間違いだった」と後出しで言い出していて、バカじゃなかろうかと思った。こいつらほんまに専門家か。

 

あれだけの事件を起こしてしまった以上、司法で裁かれることは当然だ。しかし「精神科医療の範疇ではない」という解釈はおかしいだろ。平野被告も植松被告も事件前に ...

その他

 

俺のスーパーバイザーでありメンターでもある小林由美先生の新著『超一極集中社会アメリカの暴走』を読んだ。前作『超・格差社会アメリカの真実 (文春文庫)』に引きつづき、唸りまくった。

 

「アメリカを題材にして書いているけど、日本のことでもあるからね。それを頭に入れて読んでね」とは、小林先生の言葉だ。

 

俺が唸った文の一つを引用しておく。

 

技術やビジネスモデルや ...

ニュースから斬る! メンタルヘルス

精神医療で治安維持「筋違い」 精神保健福祉法改正案に反対集会

津久井やまゆり園(相模原市緑区)の殺傷事件を受け、政府が今国会に提出した「精神保健福祉法改正案」を巡り、同法案に反対する大学教授や支援団体が24日、参院議員会館で集会を開いた。精神医療を治安維持の道具に使うのは筋違いと指摘、「精神障害がある人々に対する政府のヘイトクライム(憎悪犯罪)だ」などと訴えた。

改正案は、措置入院患者の退院後支援計画を作成するなど、自治体や警察などによる継続的な関与を定めている。現 ...

ニュースから斬る! メンタルヘルス

 

小5殺害、中村桜洲被告に懲役25年求刑 和歌山地検「厳しく非難できる」

和歌山県紀の川市で平成27年2月、市立名手小5年、森田都史君=当時(11)=が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた中村桜洲被告(24)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が21日、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)で開かれた。検察側は懲役25年を求刑し、結審した。判決は28日に言い渡される。

中村被告は、事件当時に心神耗弱状態だったとされており、量刑が最大の争点。公判では、 ...

ニュースから斬る! メンタルヘルス

 

ツイッターにも書いたのだが、昨日、読んだ記事。

「ちょっと、一杯」の裏に隠れたアルコールのリスクとは?

 

要約すると、

・アルコールの最大のリスクは、なにかからの逃げ道として依存してしまい、自殺の主要因になること

・社会がアルコール依存症への見方を変え、(本人や家族が)弱さを語れることが早期介入につながる

といったことが書かれている。

 

これにつ ...

ニュースから斬る! メンタルヘルス

 

「警察に捕まろうと」面識ない人を金属パイプで撲殺容疑

神奈川県警は、同県大磯町高麗1丁目の会社員、後藤優容疑者(32)を殺人の疑いで緊急逮捕し、14日発表した。後藤容疑者は調べに対し、「人を殺して捕まろうと思った」と容疑を認めているという。

県警によると、後藤容疑者は13日午後、大磯町国府本郷の県立大磯城山公園内の公衆トイレから出てきた同町生沢の無職吉川友義さん(44)の頭や背中などを金属パイプで殴り、殺害した疑いがある。県警は、後藤容疑者 ...

本と漫画

 

先日お知らせした、書評家東えりか先生による書評が、

掲載されることさえ超最難関な、HONZにも掲載されました。

 

東先生、ありがとうございます!

 

さて、ぶっちゃけた話をしてしまうと、

文庫とは本来、単行本として出版された本がなるものである。

そんな中、文庫書き下ろしで出版するというのは、

実はかなり超絶なチャレンジなのだ。

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本と漫画

No Image

書評家の東えりか先生が、新潮社のPR雑誌「波」に書いてくださった

「子供の死を祈る親たち」の書評が、yahooニュースに取りあげられている。

 

 

東えりか先生はHONZの副代表をされており、

『「子供を殺してください」という親たち』のときも、

小説すばるに書評を書いてくださった。

(そのときのブログはこちら)

 

東えりか先生、本当にありがとうござい ...

本と漫画

 

5日ほど前になるが、「子供の死を祈る親たち」の 著書見本が届いた!

 

前回の『「子供を殺してください」という親たち』は、

「入門編」の意味合いが大きかったが、 「子供の死を祈る親たち」では、

家族にある背景や社会状況にまで目を向け、「総論」的な本が作れたのではないかと思う。

 

都内の書店など早いところでは、今日(2/27)の夕方から書店に並ぶそうなので

お手 ...

本と漫画

 

新潮社月刊コミック@バンチ(4月号)より、いよいよ!

『「子供を殺してください」という親たち』の漫画連載が始まった!

 

 amazonで購入

 

しかし、ここで大きな間違いを発見!

 

 

①整備業 →正しくは警備業やな。

 

 

 

②俺がどう見てもカッコ良す ...

その他

 

俺の数少ない友人の一人が、2月14日のNHK「クローズアップ現代」

「トランプ大統領で自動車産業は ~日米首脳会談の先に何が~」に、メインで出た!!

 

彼のことは、前にもブログで書いたことがあるんだけど、

日本の大学を卒業後、単身でアメリカに渡り、アメリカの大学院を出て、

今では世界をまたにかけて、たくさんの従業員を抱える自動車関連企業のトップだ。

 

去年か ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

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週末は、寒波のせいか体調不良がぶり返してしまい、休んでいた。

今日になってようやく起きたら、コメント欄が山盛りだな!

 

該当の人物が、この数ヶ月、俺や事務所を名指しして、

「殺す」「死ね」「刺す」「会社を潰す」といったことを執拗に書いてきたのは、

まぎれもない事実であり、不愉快きわまりない。

「社会的に」とつければ、許される話でもなかろう。

 

俺 ...

本と漫画

インフルエンザに罹患してしまい、ここ数日、臥せっていた。

移送前後の疲労も溜まっていたらしく、なかなか熱が下がらなかったのだが

ようやく少しだけ、身体を動かせるようになったので

改めて文庫のお知らせをしておく。

 

先日、発売日を2/27とお知らせしたのだが、

担当編集者から指摘があった。

 

正確には3/1発売である。

 

都内や関西の書店 ...

押川の「人間臭い」生き様

 

説得移送のXデーを事件・事故なく終えることができた。

 

移送が終わったあとには、数日がかりで、自宅や自室の私物調査を行った。

 

掲載した写真は別の対象者のものだが、

部屋の様子、使っている私物、本人が収集した物などから、

日頃の生活ぶりだけでなく、趣味、思考、こだわり、

ときには病気に結びつく要素や病状までもが見えてくる。

 

押川の「人間臭い」生き様

No Image

 

昨年から取りかかり、最大限に万全を期すための準備に3か月近くかかった案件が、

いよいよ明日、説得移送のXデーを迎える。

 

今回は、さまざまな状況を鑑み、日付が変わった午前2時にスタートする。

 

対象者は10年以上、自宅にひきこもっており、

発語ができないなど日常生活に支障を来すほどの状態だ。

身体疾患の疑いもある。

 

家族 ...

本と漫画

※表紙のデザイン等は、若干変更があるかもしれません

 

「子供の死を祈る親たち」新潮文庫(書き下ろし/724円)

3月1日発売(都内店頭には2月27日に配本 ※地方では翌日か翌々日)

 

前回の本を読んだ読者の方や、担当編集者からのリクエストもあり、

今回は、家族だけでなく対象者(子供たち)の声もすくいあげながら、

なぜ家族が壊れるのか? 壊れないためにどうすればいいのか?

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