女性が強い時代になった

数年前、尊敬するある先輩(男性)から、

「これからは女のひとがすごい時代になるよ」

という話を聞いたことがあった。

 

たしかに俺の身近にいるひと、

たとえばうちのスタッフや本気塾の塾生にしても、

女性のほうが根性も根気もある。

 

いろいろ悪いことをしてきた奴でも、仕事は一生懸命やるし、

何かしらの結果を出すのも、女性ばかりだ。

 

逆に男はと言えば、暗くて影があって、仕事は適当だし、

結果も出せないまま、ヘンな形で去って行く奴が多かったな。

 

最近は女性の強さをいっそう感じる。

「女だから」という言葉は、差別と捉えられるかもしれないが、

実際、女性だからできる大胆なことも、増えていると思う。

 

たとえば本気塾のような自立支援施設でも、

塾生が何かおかしなことをしたときに、俺みたいな男が

「何やっとんか、オラ!」と怒鳴ったり、ビンタでもしようものなら、

最近は、すぐに「傷害だ!」とか言われる。

(ちなみに「傷害だ」とか言い出すのは、ほとんどが男である)

 

いくら、おかしいのは本人で、そいつのためを思ってやったことでも、

下手したらこっちに、前科前歴がつくこともある。

 

一方で女性のスタッフが同じことをしたときには、

警察だって注意程度でことを収めるか、むしろ相手を叱ってくれるだろう。

 

まあそれは、極端な一つの例だけど、

同じ行為でも、女性のほうが大目に見てもらえる、見逃してもらえる、

ということは、けっこうあるのではないだろうか。

 

俺が仕事を通じて知り合う女性でも、

そういうカラクリがちゃんと分かっていて、

良い意味で逆手にとって仕事をしているひとには、

ブルドーザーみたいな破壊力があるもんな。

 

俺はそんな女性は、素直にかっこいいと思う。

 

最近は、俺が会っている会社の経営者たちなんかも、

皆、同じことを言うようになった。

今後はますます、女性が強い時代になっていくのだろう。

 

そんなわけで、普段から「オラオラ」言っているイメージがあるかもしれない俺だが、

深い付き合いのある女性陣に対しては、

「このひとを怒らせたら、俺の人生終わるな」という自覚があるので、

とっても気を遣って過ごしているのだ(笑)