押川の「人間臭い」生き様

No Image

先週は、最上級の難関をまた一つ、突破した。

 

ひと山越えて、ホッとしたところでトイレに立ち寄ったら、

俺の額は、脂汗でテッカテカに光っていた。

 

俺はもう冷や汗をかくことはないが、

脂汗をかく機会は増えた。

 

俺からすると、冷や汗ってのは、

なんだか分からない未知の出来事に出会ったときに、出るものだ。

だからそれは、苦労を知らない若者が ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

50歳、60歳と年をとり、

社会人(会社人)としての時間が残り少なくなってくると、

自分の立場や安定にしがみつくようになるひとがいる。

 

自ら動くことをやめて、面倒は他人に振りまくる。

チャレンジ精神を放棄するだけでなく、

若手が持ってきた斬新な企画や積極的な言動に対しても

あれこれと難癖をつけて、取り上げない。

 

「守りに入りましたね」「保守的になりましたね ...

押川の「人間臭い」生き様

「『子供を殺してください』という親たち」10刷となりました。

細く長く(笑)増刷がかかっています。ありがとうございます。

 

さて、先日の記事で「理解」に関する記事を書いた。

 

俺が携わっている若い奴らにこの話しをしたところ、

「どうやったら理解する力が身につくんでしょうか!?」

と、食いつかれた。

 

彼らは皆、俺なんか足下にも及ばないほどの高学歴の ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

「成功でも志でも、成し遂げたいことがあるなら、

“理解ができる”ひととだけ付き合っておけば、間違いないよ」

と、ある方からアドバイスをもらった。

 

ここでの“理解ができる”というのは、

自分を分かってくれる、というようなパーソナルな話ではなく、

社会の仕組み、成り立ち、成功の秘訣といったこと……

分かりやすくいえば、「本質を理解する」力の有無である。

 

当たり ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

先々週の週末は仕事で福岡にいたのだが、

夕方頃から「ちょっと悪寒がするなあ…」と思っていたら

あっという間に39度まで熱が上がってしまった!

 

翌日は、東京でどうしてもはずせない用事があったので

薬を飲んだり漢方を飲んだりコーラを飲んだり(笑)

なんとか熱を下げようと思ったけど、下がらなかった。

 

翌日、もしインフルエンザだったら、さすがにひと様に迷惑がかかるため、

押川の「人間臭い」生き様

No Image

先日、事務所の若いスタッフをうなり飛ばした。

 

「○日までに、『これで完璧だ!』という状態で、仕上げておくように」

という指示を出していた、ある仕事(資料作り)に関して、

中途半端な出来の物を持ってきたからだ。

 

そのうえ、作りかけの資料を俺に見せながら、

「この部分は、どうしますか?」「ここは、これで良いですか?」

と、逐一、聞いてくる。

 

押川の「人間臭い」生き様

No Image

人間とは、無意識にラクを求めてしまう生き物だと、つくづく思う。

 

俺なんかも、きつい仕事をしているときには、つい、

「この仕事を頑張れば、少しはラクができるかな……」

なんてことを、考えてしまう。

 

しかし現実は、結果を出せば、次はさらに高い結果を求められる。

 

過去に必死の思いで成し遂げたことも、

「これくらい、できて当たり前だよね」となる。

押川の「人間臭い」生き様

No Image

いつも髪を切ってくれている、理容師の友人が、

先日、俺の頭頂部を眺めながら、しみじみと言った。

 

「お前も、頭頂部の毛が、だいぶ薄くなってきたなあ……」

 

そうだな。俺もそろそろ50代に突入する。

髪の毛も薄くなって、頭が光ってくるお年頃だ。

 

しかし50代といえば、会社なら重要な役職に就く頃であり、

ひいては社会において、しかるべき役割をはたす年 ...

押川の「人間臭い」生き様

アメリカメディアの取材について、追記しておく。

 

昨年末から今年の正月にかけて、俺と何度も大喧嘩になり、決別した

アメリカメディアのプロデューサー(Ms.マンダナという)だが、

「やはり日本のHIKIKOMORIについて、真実を話してくれるのは、

Mr.押川しかいないので、なんとか話しを聞かせてほしい」

と言って、再度、取材の申し込みをしてきた。

 

「すべてではないが、日 ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

海外からの取材依頼の件で、

とんだバトルから幕開けした本年だが

いろいろと勉強になることが多い。

 

俺は語学ができないし、海外のカルチャーにも詳しくない。

外国の方と会話をするときには、通訳が必要である。

 

だから、話し合いが決裂したときには、

「言葉も文化も違うからね」

というひと言で、済ませてしまうこともできる。

 

だけ ...

押川の「人間臭い」生き様

元旦早々から、海外メディアの取材班とミーティングを行った。

 

今回、彼らは、TBS水トク!で放映された『THE 説得』を観て、

こういう映像が撮りたい! と、俺のところに来た。

 

しかし、俺の仕事の根幹に関わることだ。

 

「これとこれを撮りたい」と言われて、

即座に「はい、どうぞ」とは、口が裂けても言うはずがない。

 

今回の ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

世に出でし 男の一念 何事も

末になさぐか 大和魂

 

元旦くらいゆっくりしようと思っていたら

先日、ブログで書いたアメリカの取材班から、

「どうしてもインタビューをしたい!」と、

何日にもわたり、懇願された。

 

というわけで、元旦から仕事だ!

 

俺の正月は、俺が死んだ時だ!

 

皆様、本年も応援、誠にあ ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

今年は、一つの大きな別れがあった。

 

何度かこのブログでも触れたことがあるが、

俺の恩師である弁護士の西幹忠宏先生が、亡くなられたのだ。

 

西幹先生と出会ったとき、俺は警備会社を興したばかりで、

まだ若く、最高潮にいきがって生きていた。

 

先生は、経歴はもちろん、生まれ育った環境も、

俺とは、比べることがおこがましいほど、それこそ天と地ほども違う。 ...

押川の「人間臭い」生き様

 

どん兵衛を3分ではなく「10分」待つのが、今の流行りらしい。

と、いうわけで、お湯を入れて10分、待つ。

 

 

すごく伸びた。

「うまい!」

 

 

完食は3分以内。

「うまかった!」

 

日清さんは俺のご近所だ。

 

俺の事務所の近くに、日清の東京 ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

「自分のことは、自分でしろ。

一人でも、いろんなことを、やれるようにしておけ」

 

ガキの頃、お袋から、さんざん言われてきたことだ。

 

「孤独やさみしさを埋めるためだけに、

『族』で集まったときには、失敗するぞ」

 

深夜にバイクの音を響かせる、「暴走族」を例にとって、

そんなふうにも言っていた。

 

最近は、「家族」 ...

押川の「人間臭い」生き様

 

「ひきこもり」というのは、日本特有の問題かと思っていたら、

実は今、アメリカや欧州などでも、社会参加できない若者が増加しており、

名称もそのまま「HIKIKOMORI」として、

調査や研究の対象になっているのだそうだ。

 

その「ひきこもり」の先駆けが日本であるからこそ、

わざわざ来日して取材をしている、海外メディアも少なくない。

 

で、俺のところ ...

押川の「人間臭い」生き様

去る12月6日、某中学校で講演を行ってきた!

 

 

薬物乱用防止がテーマだったので、「クスリは怖いよ~」という内容で、

一時間を済ませることもできたが、それでは俺らしくないので、

野生のおサルさんにまつわる話をした。

 

それにしても、最近の中学生は大人しいんだな。

俺が五郎丸ポーズを繰り出しても、あんまり笑わなかった。

貴重な瞬間だったのにな(笑)

押川の「人間臭い」生き様

No Image

 

これは、昔、流れていた高杉開発という会社のCMだ。

 

この「タカスギィ~」のメロディが強烈で、小学生だった俺は、

一時期、教室でこの歌を延々と歌っていた記憶がある。

 

毎日のように歌っていたら、クラスメイトから、

「押川くん、うるさい」と言われたので、

隣のクラスに行って、歌ってやった。

 

そのうち、隣のクラスでも「うるさ ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

この間、仕事も含めてお世話になっている年上の方から

「押川君は、“使えるアホ”だからいいね!」と言われた。

 

俺にとっては、サイコーの褒め言葉だ!

 

俺はいつも不思議でならないのだが、

世の中には、「バカ・アホとは言われたくない」

「頭がいい人間だと思われたい」というひとが、とても多い。

 

だからこそ、学歴・肩書き・資格……

そういうも ...

押川の「人間臭い」生き様

No Image

過去に縁あって更生を助けた若者と、

先日、久しぶりに会った。

 

今、彼はアルバイトで生計をたてながら、自立を目指している。

アルバイト先は肉体労働なので、職場の先輩から、

体育会系並にしごかれているらしく、顔は真っ黒に日焼けし、

体つきも、だいぶがっしりしていた。

 

いろいろと近況を聞いていると、彼がふと、こう言った。

 

「実は僕、職場 ...