気持ち!「人間臭い」コラム, 家族の問題

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親からきちんと躾けられた人間は、

それだけでいいオーラを放っている。

 

最近知り合った若い奴を見ていて、そう思った。

彼はまだ学生なんだけど、最初に会ったときから

「こいつはいい奴だな!」と太鼓判を押せるものがあった。

 

ほかの人間と何が違うのかと考えてみると

挨拶や返事、電話の受け答えといった基本的な所作が、

丁寧で明るくて、スキッとしている。

...

その他

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先日、このブログでも触れたが、

ものづくりのプロ、職人として俺が最高に尊敬できるひと。

石﨑剣山製作所の石﨑社長だ!!

 

 

 

剣山というと、みんな単純に、

あのギザギザした針山を思い浮かべるだろう。

でも実際には、色も形も性能も様々で、

それこそ日々、新しい剣山の追求なんだ。

 

石﨑社長は50年、常に進化を追い求 ...

気持ち!「人間臭い」コラム, 押川の「人間臭い」生き様

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人間力とは何か? という質問をコメントでもらった。

 

これは、ひと言で説明するのは難しいのだが、

総合的な生きていく力、と言えば分かりやすいだろうか。

 

たとえば俺の知っているひとで、

会社や部下に不祥事があるたびに、

責任をとって、あちこち飛ばされた経験のあるひとがいる。

だけど彼は、どんな畑違いの部署に飛ばされても、

必ずそこで利益を上げてきた。

気持ち!「人間臭い」コラム, 押川の「人間臭い」生き様

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前々から言っていることだけど、

責任をとる覚悟のない奴と、一緒に仕事をするのは嫌だな。

 

責任をとるっていうのは、実は単純なことで、

「最後までやりきる」ってことだと思うんだ。

 

最後までやりきったときには、結果が見える。

成功か失敗か、二つに一つだ。

 

成功すればともかく

失敗すれば、そりゃあ金を払ったり土下座してまわったり、 ...

気持ち!「人間臭い」コラム, 押川の「人間臭い」生き様

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ときどき、大企業に勤めている人間で、

「なんでコイツがこの会社に就職できたのかな?」

と思うくらい、仕事の能力も人間力もない奴に出会う。

 

俺は、彼らの生態を研究した結果、あることに気づいた。

彼らの共通点は、一点突破の能力がものすごく高いってことだ。

表現力ならぬ「表面力」ってやつだな。

 

就職試験のような暗記物にめっぽう強いというのもあるが、

もう一つ特徴 ...

気持ち!「人間臭い」コラム, 家族の問題

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親は仕事もできて人間として立派でも、

子供にも同じ能力があるとは限らない。

 

むしろ、二世は一世に劣る。

そういう見方が一般的ではないだろうか。

 

そこで、本当に物の分かっている親は何をするか。

子供に、「分をわきまえる」ことを教えるのである。

 

たとえば、ある大企業の社長は、行きつけの鮨や(銀座の超有名店)に、

決して自分の息子を連れ ...

コントラバーシャルな押川が斬る!, 気持ち!「人間臭い」コラム

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俺は、患者さんを医療や施設につなげるために “説得”をする。

本人がどんな状態にあろうと、依頼となれば直接会って話をする。

それはたしかに俺の特技であり、武器でもあるのだが、

実は俺に限らず、精神保健分野で仕事をしようと思ったときには、

絶対に避けては通れない部分ではないだろうか。

 

患者の中には、自傷他害行為など、危険な行為を繰り返すひともいる。

「触法精神障害者」という言葉があるように、犯罪 ...

気持ち!「人間臭い」コラム, 押川の「人間臭い」生き様

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人間、楽なほうへ流れることに慣れたら、だめだな。

 

自分の身に起きている面倒なことは全部ほったらかし。

真剣に考えないどころか、

自分に都合のいい理屈まで用意するようになる。

だから、他人様への屁理屈だけは立派で、

まともなひとたちからは、嫌われて無視される。

 

楽なほう、楽なほうへ流れていったら、

行き着くところは、下流でしかないのにな。

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気持ち!「人間臭い」コラム, 押川の「人間臭い」生き様

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天国と地獄の境の門番。
俺は、自分のやっていることを
そんなふうに思うことがある。

 

今までいろんな人間と関わってきて、そのつど、
俺なりに全力で力を貸してきたつもりだ。

 

結果、まっとうな道を歩き直している奴もいれば、
ヤバい世界が忘れられなくて、戻っていった奴もいる。
結局は本人が決めることだから、止めようもないが、
ヤバい世界に戻る奴に対して、俺にできることはもうな ...

つぶやき

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家族との面談で、俺がにっこり笑うことは滅多にない。

笑えない案件、笑えない家族ばかりだからな!!

 

しかしこの間の面談で、俺は久々ににっこりした。

この両親なら、問題は良い方向に解決するだろうと、

太鼓判が押すことができたからだ。

両親の潔さ、前向きさに、俺はこころを打たれ、

一ファンとして、強力にサポートしていこうと思った。

 

結果は俺が出すのではなく、

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従業員が五千人も一万人もいるような企業に対して、

フリーの人間や、少数精鋭の企業が勝とうと思ったら、

「ここだけは、このひと(会社)にしかできない!」という、

一点突破しかない。

 

だからと言って、一つのことだけをやればいいとは限らない。

いろんな案件や企画に足を突っ込む柔軟性も必要だ。

 

俺も若い頃から今まで、

ずいぶんいろんなことにクビを突っ込んできた。

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俺がよくいく二丁目の店のママが、最近は
「東京オリンピックまでは生きるわよ!」
と言っている。

ママは、1964年の東京オリンピックも実際に見ている。
だからこそ、オリンピックそのものというよりも、
その後の日本を見ずに死ねるか!ってとこらしい。

 

今も、建築業界が大忙しになるなど、分野によっては
オリンピック特需がすでに始まっている。

 

1964年の日本のお祭り感も ...

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俺はもともと、機械をいじることには興味もないし、

あんまり得意でもない。

パソコンなんかメールやネットを見るくらいしか使わないし、

未だにガラケーを愛用している。

 

だから最近の若いひとが、

何でも、パソコンを使ってあっという間に調べて、

資料なんかもババッーと作ってしまうのを見ると、

純粋にすごいなあと思う。

 

30代の奴に対しても「上手いこと作 ...

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思えば俺は、他人様の逆を張るということを、

常にやってきたように思う。

 

たとえば俺が大学生だったときは、バブルの絶頂期で、

周囲のほとんどが、「大企業に就職すれば、一生安泰だ」と信じ込んでいて、

だからみんな、学歴やら資格やらに固執していた。

 

俺が大学を中退して肉体労働から始めると決めたときには、

とっても冷ややかな目で見られたもんだよ。

 

気持ち!「人間臭い」コラム, 家族の問題

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金があるのに「ないない」と言い聞かせて子育てすると、

トンデモナイ子供ができあがる。

そうやって育てられて、すっかり歪んでしまった人間を、

俺は10人くらい知っている。

 

こいつらは大抵、親から「勉強しろ」「いい大学にいけ」

と強烈に言われて、あるいは空気で伝えられて育っているんだけど、

一方で「金がないから私立はだめだ」とか言われている。

結局、国立にいけなくて、奨学金で大学を卒業 ...

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いい大学を出たとか、資格を持っているとかそれだけで、

えらい上から目線で、他人を区別差別する奴がいる。

 

とくに俺みたいな “THE現場”って風体の人間には、

最初から疑いの眼差しを向けてくるし、

結論だけ言えばすむようなことも、こねくりまわして説明し、

こちらが少しでもミスを犯そうものなら、

鬼の首をとったみたいに騒ぎ立てる。

 

そういう対応をされたときに、 ...

気持ち!「人間臭い」コラム, 家族の問題

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昨日の記事と関連することでもあるが、

こころの病気になったり、あるいは犯罪を犯してしまったりする

子供(といってもすでに10~30代)の過去を紐解いていくと、

母親からの呪縛に苦しめられているというケースが、往々にしてある。

 

子育ては母親の責任だ、と決めつけたいわけではない。

だが、子供に直に接する時間やその密度は、

父親は、母親にはかなわない部分があるのは確かだ。

 

気持ち!「人間臭い」コラム, 家族の問題

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仕事で受けている相談業務ではなく、

たとえば飲み屋でたまに顔を合わせるようなひとから、

突如、複雑な家庭の事情や家族の問題など、

ヘビーな話を打ち明けられることが、よくある。

 

おそらく俺自身が、会話のなかで、

相手のこころのボタンを押すような言葉を、

投げかけてしまっているのだろう。

 

初対面の相手と話す内容なんて、

仕事のこと、生まれた場所、育 ...

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昨日の記事の続きである。

 

仕事の役割を大きく分けたときには、

二つの種類があると、俺は考えている。

会社の業務を司るブレーンと、その下(現場)で働くひとたち。

たとえば、役所でいうところの「キャリア」と、

「ノンキャリア」の区別と言えば、わかりやすいだろうか。

 

ドラマや小説では、この「キャリア」「ブレーン」の人間は、

こころがなくて、見栄や体裁や金にがめつ ...

気持ち!「人間臭い」コラム, 押川の「人間臭い」生き様

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俺は、働くということの経歴を警備業から始め、

一時は会社を百人以上の従業員を抱えるまでに大きくしたが、

そのうちに、あることに気づいた。

 

それは、警備業という仕事には、どうしたって

「シマ」という限界がつきまとう、ということだ。

 

警備業(ひいては建設業界)は、強烈な縦割り社会である。

会社を成長させようと思っても、上へはなかなか食い込めない。

あるのは、同 ...