コントラバーシャルな押川が斬る!

俺はふだん、命に関わるほどの家族の問題について相談を受けている。家族は俺に、「親子で命を奪い合うようなことはしたくない」「事件沙汰は困る」と訴える。つまりは「物理的安全を守ってくれ」という依頼だ。

しかし、家族が望んでいるのは「物理的安全」だけではない。それだけなら、単純な解決方法として家族が本人を置いて家を出て、どこかに身を隠すなどすればいい。家族は、「精神的安全」も強く求めている。「子供の将来を心配することなく、心穏やかに暮らしたい」という願望である。そこには、我が子に対す ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

新年明けましておめでとうございます。

 

年明け早々から、家族間事件が相次いでいる。ツイッターに挙げた分だけでもすでに9件。8名もの尊い命が奪われてしまった。しかも、加害者の多くは我が子である。やるせない思いでいっぱいだ。亡くなられた8名の方のご冥福をお祈りいたします。

 

年末のテレビ番組で、池上彰さんが“ヒアリ”のニュースを取りあげながら、「全国に広がると、メディアは報道しなくなる」というようなことを言っていた。俺は激 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

知り合いから、「毎日新聞『経済プレミア』の今日のアクセスランキング、押川さんの記事だらけになってますよ」と連絡が来た。

本当だ。

 

 

そういえば、毎日新聞「経済プレミア」で連載を開始したのは今年の夏だったな。いろいろ面倒くさいことがあって(当時のブログ)、2回で打ち切りにした。それ以来、いっさい付き合いはないのだが、昔のインタビューが今になって再びランクインしているのは、おそらく寝屋川の監禁事件の影響だろう。

コントラバーシャルな押川が斬る!

今年の5月8日、世界の斎藤環教授より、毎日新聞経済プレミアに掲載された私へのインタビュー記事(「ひきこもり 自宅を占拠し両親を奴隷化した20代長男」を引用していただき、以下のようなツイートを賜りました!

 

なんと!同日の世界の斎藤環教授の一連のツイートでは、最後に私のブログを引用していただき、「YES 対話! NO 説得!」というコメントまで賜りました!

 

そこで私は、弁護士を通じて世界の斎藤環教授に通知書を送達いたし ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

「搬送」から「移送」へ

説得による「精神障害者移送サービス」について、暴力的だ、違法行為だと騒いでいる人がいるので、「そもそもの話」をシリーズで説明していく。

そもそも「移送」は、精神保健福祉法に定められている。

以下はその条文である。

(医療保護入院等のための移送)

第三十四条  都道府県知事は、その指定する指定医による診察の結果、精神障害者であり、かつ、直ちに入院させなければその者の医療及び保護を図る上で著しく支障がある者であつて当該精神障 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

ここ最近の私の斎藤さんへの発信について、事情を知らない方だけでなく、長く私を応援してくださっている読者の方からも「押川さん、急にどうしたのですか」「斎藤氏の件に偏りすぎではないですか」とご指摘をいただいている。

ここではっきりさせておくが、私にとっては「急」な話ではない。斎藤さんは私の仕事がマスメディアに取りあげられはじめた十数年前より、インタビューや文字媒体、パブリックの場において、民間の移送会社を敵視し、暴力の行使や拉致監禁による移送をしているかのような発言を繰り返してきた ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

世界初の社会派漫画、『「子供を殺してください」という親たち 1 (BUNCH COMICS)』コミックス第1巻、本日より発売開始しております。

 

世界の斎藤環教授より、刊行前からいち早くお目をつけていただき、超特大【フルボッコ】……「読んではいけない漫画」として大推奨を賜りました。(以下、斎藤氏の2017年5月8日ツイッターより引用)

こういう描写が精神障害をスティグマ化する。そこに正義はない。  …

スティグマとは以下の偏見を指 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

6月になった! それにしても今年は暑い! このまま温暖化が進むと、2050年には魚が獲れなくなる(食べられなくなる)らしい。2050年まで生きているかは微妙だが、魚が食べられなくなるのは悲しいなあ。

 

さて、6月中旬には、新潟で講演の予定が入っている。新潟県看護協会主催「保健師職能集会プログラム」での講演だ。スタッフを通じてこの話を聞いたとき、俺は自分の耳を疑った。

 

なぜなら俺は、拙著『「子供を殺してください」という ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

「精神疾患」や「ひきこもり」とひと言でいっても、症状や状況の軽重はさまざまだ。そして治療を含め支援をする専門家の方々が「何でも対応します」ということはあまりない。障害をもつ方々が増える中で、支援をする側にも、相手を取捨選択する余裕が生まれているからだ。もちろん、そんなことは専門家の誰も明言はしない。

 

俺のところでは、医療につながれないまま長い年数が経過し、症状も慢性化・固定化してしまった患者さんをもつ家族からの相談を主に受けて ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

この間、懇意にしている若い精神科医とメシを食った。

 

彼は、症状が慢性化、重篤化しているような患者さんの治療にも積極的に当たっている、今どき珍しいガッツのあるドクターだ(そして、なんでか知らんが、俺のことをすごくリスペクトしてくれている)。その彼がしみじみ言っていたのが、「入院治療を受けると、良くなるんですよ」ということだ。服薬をきちんとすることはもちろん、夜はちゃんと寝て、朝起きる。栄養バランスを考えられた食事を摂る。「だから ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

トキワレポートに、訪問看護における暴力のことやひきこもりへの訪問支援に関する記事が掲載されていたが、俺が思うに、基本的に専門家がその能力を遺憾なく発揮できるのは、「整えられたもの」に対してではないだろうか。とくにメンタルヘルスの分野に関しては、精神保健福祉法に則ったルールがあり、人権や意思の尊重をより求められる。だからこそ多くの専門家は、本人の意思で病院を受診している人に関しては手厚い医療や支援を授けられるが、病識のない人、精神科での治療を拒んでいる人には、ルール ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

先週、NHKのEテレで「相模原事件を受けて 精神医療は今」という番組をやっていたのだが、登場していた超有名な賢人の精神科医が、「善意のおせっかい」という表現を使っていたので、「いいね!」とつぶやいた。

 

実は下に引用したように、俺の著書『「子供を殺してください」という親たち』、『子供の死を祈る親たち』でも、危機介入について、たびたび「おせっかい」という表現を使っていたからだ。

 

今や社会においても、また家族においても、 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

読売新聞が連日、「孤絶 家族内事件」として、精神疾患をもつ子供を親が殺してしまった事件について取りあげているが、俺の『「子供を殺してください」という親たち』を読んだ読者、TBS水トク!「THE説得」を観た視聴者であれば、「今さらかっ!」という感じであろう。

 

二年前にあの本を刊行した時点で俺は、このままこの問題が放置されつづければ、家族内事件は続発し、地域住民が犠牲となる大事件も起きるだろうと予測し、本にも書いた。が、大手メディ ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

カミングアウトします!

実は弊社は、事務所レベルではありませんでした。本当は『研究所』レベル!を目指し、長らくやってきたのです。弊社では今日まで、家族の問題にとどまらず、精神科医療や精神保健福祉行政の実態、精神科医療における司法分野(司法精神医学、矯正医学、医事法学など)に関することまで、情報収集、分析、考察を行ってきました。

 

弊社が知りえた実態や、そこから導かれた具体的解決策を、文庫を通じて一般の方々に少しでも分 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

相模原の事件も淡路の5人殺害事件も、一部のメンタルヘルスの専門家が「被告は精神鑑定により刑事責任能力ありと判断されたのだから、もともと精神科医療の範疇ではなかった」「措置入院自体が間違いだった」と後出しで言い出していて、バカじゃなかろうかと思った。こいつらほんまに専門家か。

 

あれだけの事件を起こしてしまった以上、司法で裁かれることは当然だ。しかし「精神科医療の範疇ではない」という解釈はおかしいだろ。平野被告も植松被告も事件前に ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

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週末は、寒波のせいか体調不良がぶり返してしまい、休んでいた。

今日になってようやく起きたら、コメント欄が山盛りだな!

 

該当の人物が、この数ヶ月、俺や事務所を名指しして、

「殺す」「死ね」「刺す」「会社を潰す」といったことを執拗に書いてきたのは、

まぎれもない事実であり、不愉快きわまりない。

「社会的に」とつければ、許される話でもなかろう。

 

俺 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

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俺がブログを更新しない間にも、コメント欄は更新されていて

なんていうか……ありがとうございます(笑)

 

それにしても、ゴウ会長の誕生日ブログでワイワイ言い合うとは、

みんな、なかなか、いい度胸してんな(大笑)!!

 

コメント欄は基本的に、自由な書き込みの場として開放してきたが、

文字だけのやりとりとなると、どうしても真意が伝わらないこともある。

...

コントラバーシャルな押川が斬る!

 

少し前のブログに、福祉を学んでいる方から、

「脱施設化も地域移行も、私たち福祉を学ぶ人間は素晴らしい考えとして教えられてきたのですが、

それに伴う大きなリスクについて今回学ぶことができました」というコメントをいただいた。

 

民主主義国家では、その時代の流れにより政権政党が決まり、大人の事情により政策等が決められるわけだが、

日本では民主党政権時代の平成22年度(2010年)から、「精神障害者地 ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

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以前、『「脱施設化」欧米の現実』というブログで書いたが、

アメリカでは、今年上半期(6ヶ月)の間に、

錯乱状態にあり、警察官が射殺した全体人数の4分の1(124人)に、

実は、精神疾患の疑いがあったという(ワシントンポストの記事による)。

 

先日、長いことアメリカで生活している日本人で、

世界情勢にとても詳しい方に、この件について尋ねてみた。

 

その方の実感では、射殺され ...

コントラバーシャルな押川が斬る!

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暇があると、どうやったら家族が保健所を動かせるのか、

どうやったら保健所側も、もっとスムースに家族に介入できるのか、

そういうことを考えている。

 

最近は、家族が誠心誠意、お願いすれば、

保健師が自宅訪問に来てくれるようにもなった。

(地域によっては、まったくやらないところもある)

 

しかし、本人が会うことを拒否すれば、それ以上の介入はしない。